私は、リハビリテーション医療を担う作業療法士という職種なのだが、縁あって4年半前からその養成校に 勤務している。

その晴れ有る第1期生がめでたく卒業を迎える運びとなった。
何と言っても、苦楽を共にした者達である。
感慨もひと・・・言葉にならず涙（;´_`;）

この日はまだ良かったが、次の日からがなかなか気分がヘビーである。
ぽっかりと心の中に隙間が出来てしまったような感覚である。大げさであるが、本当なのである。
この4年間、この若者達と有る意味、家族以上のつき合いをして、時にはケンカをしたり、喜びや悲しみを共有して きた。その対価（うーん、成果？）だから、良いことなのだろうが、この心の回復にはしばし時間がかかりそうだ。

さて、若者達はいよいよ、4月から各々が就職先でプロとして働くことになる。正確には4月14日の国家試験合格発表以降になるが、 患者様のお役に立てる人たちとして活躍してくれることを信じている。

ガンバレー！！

父：「髪、お兄ちゃんみたいに短くする？」
次男：「うん。」
父：「本当に？」
次男：「うん。こんなのにするげん。」と指で約2cmなりの長さを示す。

ということで、見事スポーツ刈りに。
長男が初めてスポーツ刈りにしたとき同様、バリカンが入っている時はさすがに、 「う〜ん」（←後悔とも何とも言えない 感情）という気持ちになったが、本人は至って冷静で、切り終えた後はその触感を楽しんでいる。

いよいよ、腕白小僧だな・・・

今日は保育所の卒園式で、年中組の次男もおめかしして送り出す出し物を行うらしい。

朝から、ネクタイをして、なかなか格好がよろしい。
スポーツ刈りも似合っているではないか・・・

最近、我が家は花であふれている。 前述の養成校なる所で、4年半教員をしてきたが、 私も第1期生とともに卒業 することになった。
その退職に伴い、色々な方に頂いている花である。

理由は色々あるが、主なものは「現場（臨床）に戻りたいこと」、「家族といる時間を増やしたいこと」だろうか。

我が儘かもしれないが、自分が学生に伝えたかったことは

・臨床の楽しさや喜び、
・そして患者様の事を考えるときはその家族も含めた生活を考えること、
・家族とは・・・であった。

それが、臨床を離れたり、家族といる時間が減って、伝えたいことが経験に基づくことではなく、どこかから 見てきた、聞いてきた話になってしまった。この様な自分に気づいたとき、「これは、いかんな」と思ってしまった。

最後の１年は、最後の１年にする覚悟で挑んだが、私にとっても感慨深い春になりそうだ。

寄せ書きを読んでいると、伝えたかったことがちゃんと伝わっていることがうれしかったった。
そんなに悪い先生で無かったか・・・と少し安心もした。

まぁ、どこに行くわけでも無し、これで関係が無くなるわけでも無し。
これからも、よろしくね。

「お父さんとは、もうお風呂に入らないからね。恥ずかしいから。」と、のたまった。
まぁ、この台詞、2〜3回聞いているのだが・・・
段々、こっちの方が恥ずかしいから、別に良いんですけど。

子ども達にも、4月からの職場が変わることを伝えた。

娘：「お父さん、病院で何するが？」
父：「うーん・・・」
　　　（どうせ、リハビリなんて知らないし、まして、作業療法なんて）
　　「病気やけがをした人が早く元の生活を出来るようにお手伝いするんだけど・・・」
娘：「リハビリか。ふーん」
父：カクっ・・・知ってるのね(^_^;)

さて、職場が変わって「気まま新聞」にどう影響するか？
出張ネタが無くなることは間違いないが、後はどうなるかわかりません。

そんな春を迎えてますが、どうぞ、今後ともよろしくお願いします。